「いつまでサポートするの?」
発達特性のある子を育てていると、時々考えることがあります。
我が家では、中学1年生の頃は定期テスト前になると課題の見える化を一緒にしていました。
配布された課題一覧に「P1〜P20」と書かれていても、どれくらいの量なのか実感しづらかったようです。
そこで、
1、2、3、4……
とページごとに細かく書き出し、終わったら丸をつける形で進捗を見える化していました。
「あとどれくらい残っているのか」 「今日はどこまで進んだのか」
を分かりやすくするためです。
ちなみに、課題一覧作りにはこんなチェックリストを使いました。
教科、ドリルorプリントの課題名、ページ書き出し…で、5教科なら1枚、9教科なら2枚印刷して使ってます。
総量や進捗が掴みにくい時に役立ちました。
中3になって見えてきた変化
中学3年生になった今は、細分化した課題一覧を作らなくても、配布された課題一覧を見ておおよその総量を把握できるようになってきました。
以前は課題を溜め込み、提出物を終わらせるだけで精一杯になってしまうこともありました。
けれど経験を重ねる中で、
「この量なら今から始めた方がいいな」
と考えられるようになってきました。
苦手だったペース配分を少しずつ学び、自分なりの進め方が見えてきたように感じています。
バーンアウトを防ぐために
我が子は、やりたいことがあると過集中で頑張ることがあります。
その反面、頑張りすぎた後は2〜3日ほど動けなくなることもありました。
何とか間に合わせる力は確かにあります。
でも、それは「禁忌魔法」のようなもの。
使えば大きな力を発揮できるけれど、その後の反動も大きいのです。
だから我が家では、
・頑張った後の回復時間も予定に入れる
・途中休憩のおやつタイムを作る
・模試の後に映画など楽しみな予定を入れる
など、無理を続けないための工夫も大切にしてきました。
目指したいのは、限界突破を繰り返すことではなく、続けられるやり方を見つけることです。
サポートするかどうかも本人と相談
では、いつまでサポートするのでしょうか。
我が家では、本人が頭を抱えている時には
「しんどそうだけど、サポートしようか?」
と提案します。
反対に、余裕がありそうな時は本人に判断してもらいます。
最近は、「いつ始める?何時に寝る?じゃあ後2時間あるね」と時間配分の声掛けが多いかな。
我が子は、取りかかるまでが難しいので、遊びも含めて時間を見積もる力や難しい時に助けを求めることも大切な力だと思ってます。
そして、必要ない時に
「今回は自分でやってみる」
とサポートを断ることも大切な力。
サポートを受けるかどうかを自分で選べることも、自立への一歩だと思っています。
大人になっても必要な力
私自身、若い頃は「一人でできることが良いこと」だと思っていました。
でも仕事でリーダー的な立場を任されるようになると、自分一人では終わらせられない量の仕事を扱うようになります。
相手の休みや得意不得意を考えながら仕事を振り分けたり、必要な時には他のチームに協力をお願いしたり。
そこで必要なのは、
「どれくらいなら引き受けられるか見積もる力」
「早めにヘルプを出す力」
「周囲の力を借りながら進める力」
でした。
これは子どもにも身につけてほしい力だと感じています。
自立とは、一人で頑張ることだけではない
親が手を離さなければ、と考えていた時期もありました。
でも振り返ると、手を離していくのは親ではなく子どもの方なのかもしれません。
必要な時には助けを求め、必要なければ「自分でやる」と決める。
そんな小さな積み重ねの中で、少しずつ自立に向かっているように感じています。
自立とは「誰の助けも借りずにできること」ではなく
自分の状態を把握し、
必要な時には助けを求め、
必要なければ自分で挑戦すると決めること。
そして、失敗を反芻して自分を追い込んでしまうのも自分ならば
「よく頑張った」
「ここまでできた」
と自分を認めることもできるのも自分。
自分自身の応援団になれることも大切なのだと思います。
苦手をなくすことより、自分に合ったやり方を見つけること。
頑張る力だけでなく、休む力や助けを借りる力も育てながら、これからも一緒に歩んでいきたいと思います。
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