職場を退職した後、確定拠出年金の運営管理機関から『確定拠出年金のお知らせ』はがきが届きました。
職場を退職した後も、個人で確定拠出年金の積み立てを続けることにしました。
確定拠出年金を企業型から個人型に変更するにはどうしたらいいの?
どんな手続きが必要なの?
企業型から楽天証券の個人型確定拠出年金に変更するために、私が行った手続きをお伝えします。
そもそも確定拠出年金とは?企業型と個人型
企業型確定拠出年金は、企業が掛金を毎月積み立てし、従業員が自ら年金資産の運用を行う制度です。前の職場では強制的にこの制度に加入することになっており、拠出金(掛金)は将来的に従業員の退職金の位置づけになっていました。
退職に伴い、この企業型確定拠出年金も同時に脱退することになりました。
脱退しても基本的には60歳まで引き出せないため、すぐに現金で受け取ることはできません。
今後は個人型確定拠出年金に加入するか、転職先の企業型拠出年金に加入することも考えられるかと思います。
個人型確定拠出年金は、個人的に老後資金を準備するために積み立てていくものという位置づけになります。
このまま企業型と同じ金融機関で拠出を続けていくことも、新たな拠出をせずに運用を指示することも、金融機関を変更することもできるようです。
私は、拠出を継続していくことにしました。
すでに楽天証券でNISAをはじめていたので、個人型確定拠出年金の金融機関も迷わず楽天にしたいと思いました。
この場合、金融機関を変更する必要があります。
今回はその手続きの流れを紹介します。
申し込み 楽天証券のHPから書類を依頼
楽天証券の確定拠出年金のページから書類の申し込みをします。手元に基礎年金番号や積立金を引き落とす際の銀行名を用意しておきましょう。
資産の運用をどの商品で行っていくか具体的な配分も事前に考えておくとスムーズに入力できます。
楽天証券に口座を持っていない方はオレンジから
楽天会員の方は楽天会員の個人情報を利用して入力を省略することができます。楽天会員でなくても大丈夫です。
楽天証券の口座の開設も申し込みするかどうか選択する項目があるので、口座の開設は必須ではないようです。同時に開設しておくとネットで資産運用状況が確認できます。
加入情報入力
基礎年金番号や積立金を引き落とす際の銀行名を記入しておくと手書きする手間が減らせます。年金情報入力
移管資産の配分指定・掛金の配分指定
また、今まで積み立てていた積み立て分も移管に伴って運用商品への配分割合を決めます。これから積み立てていく運用商品もどれにするか配分割合で決めていきます。※この時点で不明であれば内容をスキップして、届いた書類に直接手書きで記入することもできます。
以上の内容の入力が終われば、内容の確認画面の後、書類の申し込みボタンを選択します。
書類到着
3日で書類が届きました。
手元に、銀行印と『確定拠出年金のお知らせ』のはがきを用意します。
手元に、銀行印と『確定拠出年金のお知らせ』のはがきを用意します。
基本的には記入するのは青い用紙3枚。
名前を4ヶ所、銀行印の押印、移管元の情報や資格喪失日を記入していきます。
移管元の情報については、『確定拠出年金のお知らせ』のはがきに書いてあります。
確定拠出年金のお知らせ
退職後2週間ほどで届きました。
貼り合わせてあるはがきをはがすと、今までかけてきた確定拠出年金の情報が記入されていました。運用会社によっても形式は違うかもしれませんね。
個人型年金加入申出書
掛金引落口座情報の確認や銀行印を押印します。
すでに印字されているところや記入したところは隠させてもらいました。
すでに印字されているところや記入したところは隠させてもらいました。
個人別管理資産移管依頼書
今まで積み立ててきた分の運用配分を決める書類です。現在まで運用してきた商品を一度現金化して、前の金融機関→金融機関(楽天)に資産を移すことになります。
ネットで注文時に記入してなければ、資産配分も記入します。
元本が減らない元本確保型の定期預金や元本の変動がある投資信託の商品の中から自分の資産の許容範囲を考えて商品を選んでいきます。
このあたりは、責任を持てないのでご自身で検討して見て下さいね。
同封されてくるパンフレットも参考になりました。
以前の金融機関から届いた『確定拠出年金のお知らせ』のはがきを見ながら、実施事業所の登録番号や企業名、基礎年金番号の空欄も記入します。
確定拠出年金 配分指定書(個人型掛金用)
今後積み立てていく金額を決めて運用配分を決めていきます。例えば5,000円の50%なら2,500円の掛金が毎月その運用商品に配分されます。
全部で100%になるように選びます。
基本的には以上の3枚の書類を同封されていた封筒に入れて送り返せば手続き完了です。
毎月の掛金を都度指定したい場合には別途書類を記入します。
難しそうな印象でしたが、思ったよりも簡単な手続きでした。
この後は、状況を確認しながら運用をしていきます。
5,000円~継続できるので、資産運用の勉強をしながら少額で続けてみたいと思っています。
おわりに
難しい手続きがあるのかなと思いましたが意外と簡単にできました。iDeCoは、基本的にはすぐに引き出せないお金になるため、必要な時に引き出すことが可能な貯金やNISAと併用しながら、無理のない範囲で積み立てをしていけたらと思います。
退職したけれど個人型への変更の手続きで戸惑っている方の参考になれば幸いです。
※記事の内容は2018年8月現在のものです。今後変更になることもありますので、公式サイトでの確認をお願いいたします。また、参考となる情報の提供を目的にこの記事を作成していますが、投資勧誘や特定銘柄への投資を推奨するものではありません。確定拠出年金の運用結果についての責任は持てませんので、最終判断はご自身の判断でお願いいたします。