1年生の息子に読み聞かせて反応が良かった本を紹介します。
ロビンソン・クルーソー
無人島に流れ着き、自給自足で生き抜いた男性の物語です。
21時頃に読み聞かせを始めて、途中チラチラと顔を覗いても全く寝る気配が無く、読み終わる頃には時計の針が22時を差していました。
一日たくさん活動していつもなら眠いはずの時間なのに、途中で寝るどころか目はパッチリと開いて輝いていました。
冒険に憧れの強い息子には、面白くて眠気も吹っ飛ぶ内容だったようです。
ウミガメを食す、犬の寿命・・・少しショッキングな内容もサラッと描かれていますが、ロビンソン・クルーソーが年数を重ねて、家を作る、家畜を育てる、小麦を育てる、鍋を作る、パンを焼くと文化的な食生活を手に入れていく姿が素敵です。
特にぶどうを見つけたシーンが印象的で読んでいて食べたくなるほどでした。
読み聞かせをしながらも、自分が冒険しているかのような読書体験ができました。
子どもが読みやすい工夫がいっぱい
【内容情報】(出版社より)
嵐で船が難破し、無人島へ流れついたロビンソン。家も食べ物も道具もない中、たった1人、自分の知恵と工夫、不屈の勇気で、28年もの間を生き抜いていく……世界一有名なサバイバル物語! 大人気の、さくさく読める世界名作シリーズ第18弾。
明るく元気なイメージの、黄色がアクセントになった表紙が目印。初めて触れる世界名作シリーズとして、お子さんに、お孫さんに、また入学やお誕生日のプレゼントとしても喜ばれています。
【この本のみどころ・おすすめポイント】
1お話をわかりやすく紹介「物語ナビ」
登場人物紹介や、ストーリーに登場する村の風景イラストなど、ひとめ見ただけでお話の世界観がつかめる、「物語ナビ」つき。本文を読む前に目を通せば、ストーリーがどんどん頭に入ってきます。ささっと内容を見返せるので、感想文を書くときにも便利です。
2オールカラーイラストで、名作がぐっと身近に
1冊に50点以上ものカラーイラストを掲載。お話の世界に入りこむ手助けをします。アニメーション風のタッチが親しみやすいと、大好評!
31章が短い! さくさく読める!
エピソードごとに章が分かれていて、どんどん読み進められるのもポイント。「読めた! 」という達成感が、次の読書につながります。
引用:楽天ブックス
- 漢字にはもちろんルビがふられており、カタカナが読めたら一人で読める。
- 最初に物語のあらすじがまとめられているので、見通しを持って読みやすい。
- カラーイラストが豊富なので、子どもも親しみやすくイメージもつかみやすい。
カタカナがまだ完全には読めない息子は、今回は読み聞かせで楽しみました。
カタカナが読めるようになって、「自分で本を読みたい」という気持ちが出てきた時には、この本を勧めてあげたいと思いました。
冒頭にある物語ナビはまるで映画のパンフレット!!
新作映画を選ぶような感覚で、名作に触れることができます。
馴染みのない外国のお話は設定を理解するだけでも難しく、苦手と感じることも多いものですが、面白いエッセンスをスッと紹介してくれて、読んでみたい気持ちにさせてくれます。
まずは、物語ナビを読んで気になるものから読んでみるのも良いですね。
小学校1年生から4年生(6歳~10歳)頃のお子さんが、初めて一人で読むのにオススメできる児童書です。
もちろん、自分で読めるようになっても読み聞かせをすることで、話の世界に集中できるメリットがあるので、求められるうちは読み聞かせを続けていきたいと思っています。
夏休みの読書感想文にもオススメ
読み聞かせをした後の息子の感想は「イギリスに帰ったらお父さんに怒られるね」「パンを作って売ってお金持ちになって結婚すると思うな」ロビンソンクルーソー50歳くらい?父親に会えたら幸せだね!— aYa@夏休み対策中🏠 (@Mshome6) 2018年7月28日
物語の世界に入り込んでロビンソンクルーソーのこの先をイメージしていました。
このシリーズで読書感想文を書かせてあげたら、いい文章が書けるんでしょうね。
読書感想文の指定図書が無ければ、この児童書のシリーズから好きな作品を選ぶと書きやすそうです。
読み聞かせでの所要時間は約1時間。一人で読むのにもちょうど良い文章量かなと思います。慣れないうちは章ごとに休み休み読むのも良さそうですね。
息子に読んであげたい本
シリーズから、息子に読む本を選ぶとしたら西遊記・シンドバット・宝島 共通点はわかりますか?
全てドラえもんの映画の題材になっている話です。
このあたりは興味を持ちやすいと思うので、夏休み中に読んであげたいですね。
次読むなら宝島かな?(*´ω`)
冒険ものの世界にどっぷりつかるのもいいですね。
困難に遭遇した時にどう切り抜けるか、主人公が自分で考え前向きに行動しようとする姿が素敵です。
子どもと一緒に読みたい本を順番に選んで読んでいきたいと思います。
おわりに
今回『ロビンソン・クルーソー』の本を読んでみて、アニメ風のイラストが多いので内容もお子様向けかなと心配していました。しかし、子どもが読みやすい工夫がされているだけで内容は読みごたえもあり、物語の質も十分満足いくものだと感じました。
10歳までというのも、子どもの芯となる価値観を作る大事な時期でもあります。
大人の話を聞いてくれる素直さがあるうちに、長く読み継がれている名作の良さに気づかせてあげられたらいいなと思いました。
シリーズにはたくさんのお話がラインナップされているので、興味がある本を選べば、初めての一人読書も挑戦しやすいですね。
この夏休みまずは1冊読んでみませんか?