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【絵本】かこさとしさん追悼 からすのパン屋さん つづきのおはなし

先日、絵本作家の加古里子(かこさとし)さんが亡くなりました。
40年以上作家活動を継続し名作を世に送り続け、
子どもたちを導いて来られた信頼できる作家さんのひとりです。

加古里子ーWikipedia

6歳の息子が大好きな作家さんで、図書館で加古さんの話を借りて何度も楽しんできました。
さすがに古さを感じる作品もありますが、根底で伝えたいことはまったく色褪せておらず、子どもを尊敬し、真摯に向き合っている作家さんです。子どもの見る目を信じ、その目に恥じない作品を丁寧に作られていると感じます。

加古里子さん作 おすすめ絵本紹介

からすのパンやさん 1973

だるまパンにパンダぱん、じどうしゃパンににわとりパン
どっさりたくさん作ったパンの中から食べたいパンを選ぶのも楽しみの一つです。
(*´ω`)

だるまちゃんとてんぐちゃん 福音館書店 1967

友だちのものがうらやましくって欲しくなっちゃったときに想像力で楽しめるといいですね。てんぐちゃんの『とってもいい○○だね』という優しい言葉も素敵です。

はははのはなし 福音館書店 1972

小学校の保健教育でも教材としてお世話になりました。
子どもに聞かれて説明に困ったときも加古さんの絵本が代わりに教えてくれます。


からすのパンやさん つづきのおはなし

からすのパンやさん 1973

ところで『からすのパンやさん』この名作に続編があるのをご存知ですか??
からすの4人の子どもたちが青年期になってからのおはなしが描かれています。

からすのおかしやさん 2013 (チョコくんの話)

からすのやおやさん 2013 (りんごさんの話)

からすのてんぷらやさん 2013 (レモンさんの話。)

天ぷら屋さんの再建に協力する話

からすのそばやさん 2013(おもちちゃんの話)

シリーズ第一作にあたる『からすのパンやさん』発売から
ちょうど40年後に続編四作が発表されました。
第一作が愛され続けること、作家として継続し続けていること
どちらも無ければ叶わない夢のようなことですね。
加古里子さんの偉大さが伝わってきます。

誰かのために働くこと、人生をともにするパートナーとの出会い
4わのからすの兄弟が青年期を迎え、自分の生きる道を見つけていきます。

青年期になってどう生きて行けばいいのか?
絵本という優しい世界を通して子どもたちに生き方のヒントを伝えてくれる本す。
『からすのパンやさん』シリーズは、文章が多めのお話なのでお話を聴くことに慣れてきた4歳頃から楽しめるかと思います。

からすのパンやさんつづきのおはなし かこさとしさんインタビュー



これからの生きていくことにプラスになるようなことをと考えていた。
(中略)
子どもさんというのは、自分の気に入ったところ、あるいは周りの大人がやってくれることから、いろんなことを学びとろうと、それで、生きていこうという存在なんです。だからそれに応えることをしていれば、必ずとっていってくれる。それを提供しないのでは、大人のほうが悪い、さぼっていると思う。それが、子どもさんから教えられたことなんです。
(中略)
子どもさんというのは生きものだから、行動にすべて出るんですよね。その行動をよく観察すれば、まわりの指導者や親御さんなどがどうであるかがみえる。
だから、いじめとか問題になっている、というのは恥ずかしいですね。あれは、よく子どもを観察していたけど、わからなかったということなんだと。本当は観察している人がいないということですよ。先生は何やってたのかと。忙しいのは知っているけど、まずいですね。導くというのは観察から導くのに。そういう教育の問題について申し上げたいことはいっぱいあるけど、その一つとして、絵本を描いているということです。
(中略)
もっともっと役に立つような、本当に人類に役立つのはなにかと、いうのを考えた学問、政治、科学をしないと駄目という気がします。我々の世代では達成できない状況ですから、託すとしたら、いまの子どもさんがうんとがんばって、よく考えて、我々をこえていって欲しいですね。
引用
からすのパン屋さんつづきのおはなし かこさとしさんインタビューより


生活のこと、科学のこと、そして
加古里子さんは子どもにいかに生きるかを教えてくれますね。


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